Mozillaが新しいプロジェクト追跡アプリ「Didthis」を発表 インターネットの巨人Mozillaが、個人の興味や趣味を追求するための新たなプラットフォーム「Didthis」をリリースした。この新しいサービスは、大手ソーシャルメディアの負の側面を回避し、利用者が自分のプロジェクトを追跡し、進捗を記録することに特化している。 ソーシャルメディアの有害な行為や圧迫感が増す中、Mozillaは健全なオンラインコミュニティの構築に向けて一年以上の時間を費やしてきた。その結果が「Didthis」であり、利用者は編み物、木工、料理など、あらゆるプロジェクトの進行状況を写真、リンク、メモを通じて記録し、自分だけのタイムラインを形成できる。 「Didthis」は、社会的なプレッシャーや情報の過負荷を抑えつつ、自分自身の成長と学習を祝う場として設計されている。利用者が作成するすべての投稿はデフォルトで非公開であり、プライバシーを重視している。しかし、望むならば友人や同じ趣味を持つ仲間とリンクを通じてプロジェクトを共有することが可能だ。 もし「Didthis」が利用者に受け入れられれば、Mozillaはソーシャル機能やコミュニティ機能を追加する計画だが、その際でも健全なやりとりを第一に考えている。現在、利用者はDidthis専用のDiscordサーバーに参加し、フィードバックやプロジェクトの最新情報をシェアできる。 「Didthis」はウェブアプリとして利用可能で、デスクトップやモバイルデバイスに対応している。また、iOSアプリが米国とカナダのApp Storeで利用可能であり、Androidアプリも間もなくリリースされる予定だ。この新しい取り組みはまだ実験段階にあるため、MozillaはDidthis Discordチャンネルや電子メール（didthis@mozilla.com）を通じてのフィードバックを歓迎している。 オンラインで新しい趣味やプロジェクトを始めたいと考えている人々にとって、Mozillaの「Didthis」は、プライバシーを守りながら自分のペースで学び、成長するための新しい選択肢となりそうだ。
