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WordPress、世界中で広く利用されているオープンソースのCMS（コンテンツ管理システム）が、その最新のアップデートを発表しました。この新バージョン「WordPress 6.5 “Regina”」は、サイト全体のフォント管理の革新や、プロジェクトの進捗管理をより網羅的に行える機能を備え、Webデザインとコンテンツ管理の新たな地平を開きます。
2023年4月4日、WordPress.orgの公式ブログにて「WordPress 6.5 “Regina”」の詳細が日本語で紹介されました。このバージョンは、サイトのタイポグラフィ（文字デザイン）を簡単に管理できる新機能を搭載。利用者は、コーディングや追加の設定工程なしで、直感的にフォントをカスタマイズできます。新しいフォントライブラリを活用することで、サイトのデザイン要素をより自由に、そして簡単に調整することが可能になり、ローカルフォントやGoogleフォントを任意のブロックテーマに容易に追加、削除、または有効化できるようになりました。これにより、コンテンツのスタイリングに際してより多くの選択肢が提供され、サイトの個性を際立たせることができます。
また、プロジェクトの進捗管理機能も大幅に強化されました。タイムスタンプ、クイックサマリー、全てのリビジョンを確認できるページ付きリストなど、リビジョンの詳細な情報を簡単に把握できます。これにより、クリエイティブなプロジェクトのどの作業が完了し、どの作業をどこまで戻せるかをより包括的に管理できるようになります。リビジョンはテンプレートとテンプレートパーツにも適用され、変更が各ブロックにどのように影響するかを視覚的に確認できます。
パフォーマンスの面では、110以上の改善が施され、投稿エディターとサイトエディターのスピードと効率が大幅に向上しました。読み込み速度はWordPress 6.4と比べて2倍以上に、入力処理速度は5倍に速くなりました。このバージョンの名前「Regina」は、ジャズ・バイオリニストであり、ジャズ教育者でもあるレジーナ・カーター氏に由来しています。彼女は、クラシック音楽の技術的基礎とジャズへの深い理解を融合させ、ジャンルを超えた活動で広く認知されているアーティストです。
このアップデートにより、WordPressはWebサイト制作と管理の効率を更に高め、ユーザーにとってより使いやすいプラットフォームへと進化を遂げました。デザイナー、開発者、コンテンツクリエイターなど、幅広いユーザーにとって魅力的な機能が満載の「WordPress 6.5 “Regina”」は、サイト制作の可能性を広げること間違いなしです。
